韓國の輸出は5月、世界のメモリーチップ需要が持続的に弱いことから、8か月連続で減少した。しかし、4月と比べると減少幅は縮小した。韓國産業(yè)通商資源部のデータによると、5月の対外輸出額は前年同月比15.2％減の522億4,000萬ドルとなり、経済學者が予想した16.3％の減少幅を上回った。

韓國は半導體、ディスプレイ、精製石油製品などの主要輸出國として、國際貿易のバロメーターと見なされている。規(guī)制當局のデータによると、韓國の5月の輸出減少の勢いは2か月連続で緩和しており、回復の兆しが見られる可能性がある。しかし、チップ在庫の急増と世界経済の低迷を背景に、韓國の全體的な輸出は依然として弱含みだ。

4月、韓國の半導體在庫は7年ぶりの最大増加を記録し、世界のチップ需要が継続的に低迷していることを浮き彫りにした。需要の減少とチップ価格の下落により、韓國の主要輸出品である半導體の5月輸出額は36.2％減の73億7,000萬ドルとなった。

一方、5月の輸入額は前年同月比14％減の543億4,000萬ドルとなり、貿易収支は21億ドルの赤字となった。これは1997年以來、15か月連続で貿易赤字が記録された初めての事態(tài)である。しかしながら、データによれば、月次の貿易赤字は1月の125億2,000萬ドルから2月は53億ドル、3月は46億3,000萬ドルへと縮小し、4月にはさらに26億5,000萬ドルまで縮小しており、貿易狀況が改善しつつあることが示されている。

地域別に見ると、韓國は5月に6つの主要貿易輸出先（中國、米國、ASEAN、EU、ラテンアメリカ、中東）すべてで前年比輸出額が減少した。中國が韓國の半導體やその他IT製品の需要を減らしたため、韓國の対中輸出額は5月に20.8％減の106億2,000萬ドルとなった。これは12か月連続の下落だが、減少幅は昨年10月以來最小となった。

韓國の産業(yè)通商資源部の李昌洋（イ?チャンヤン）長官は、世界経済が依然として困難な狀況にあるにもかかわらず、韓國の貿易赤字は月ごとに減少しており、日次輸出額にも上昇の兆しが見られると述べた。さらに、韓國政府は有望なプロジェクトへの支援を拡大し、市場および主要輸出品目の多様化を図ることで輸出を力強く支援していくと付け加えた。

新韓証券（Shinhan Securities Co.）のエコノミスト、ハ?ゴンヒョン氏は「狀況は一部の人が予想していたほど悪くないかもしれないが、テック業(yè)界はペースを上げる必要がある」と述べた。