インド政府は7月20日、インド香米以外の米の輸出を禁止すると発表した。これは國內(nèi)市場への十分な供給を確保し、市場価格の上昇を緩和する目的である。この措置により、世界最大の米輸出國の輸出量は約半減する可能性があり、世界的な食料価格のさらなる上昇への懸念が高まっている。

インドは世界最大の米輸出國であり、2021年には記録的な2150萬トンの米を輸出し、世界の米輸出量の40％以上を占め、その輸出先は100カ國以上に及んでいる。この新たな輸出禁止措置は、インドの米輸出の約80％に影響を及ぼすことになる。

最近、インド國內(nèi)の米価は上昇傾向にあり、小売価格は前月比で3％、前年同月比で11.5％上昇している。インド政府のこの輸出禁止措置によって國內(nèi)価格が下がる可能性はあるものの、エルニーニョ現(xiàn)象による気候パターンが農(nóng)作物を脅かす中、世界的な米価はさらに上昇する可能性がある。

さらに、インド政府は小麥や砂糖の輸出にも制限をかけたが、それでも穀物、果物、野菜の高値問題に直面している。特に、インド人の食生活の主食であるトマトは、現(xiàn)在極端な供給不足に陥っている。

世界の米価はすでに11年ぶりの高値圏で推移しており、この新たな輸出禁止措置はさらなる価格上昇を招く可能性がある。インド米輸出業(yè)者協(xié)會のB?V?クリシュナ?ラオ會長は、「インドが世界の米市場に與える影響は、ロシアとウクライナの戦爭勃発後にウクライナが世界の小麥市場に與えた影響よりも、はるかに速いスピードで現(xiàn)れるだろう」と述べた。